サッカー元日本代表でJ1京都のDF森岡隆三(33)が、今季限りで現役を引退することが4日、明らかになった。5日にも発表される。森岡は02年ワールドカップ(W杯)日韓大会で日本代表の主将を務めた。W杯はけがに泣いて初戦のみの出場に終わったが、24歳以上のオーバーエージ枠で出た00年シドニー五輪では8強入りに貢献。沈着冷静なラインコントロールや前線への正確なパスで「トルシエ・ジャパン」の代名詞となる「フラット3」を統率した。
今季は世代交代を進めるチーム方針もあり、リーグ戦は7試合出場と出番が激減していた。途中出場した11月30日の大宮戦で、チームが念願だったJ1残留を決めたことで「達成感があった。後進の育成など、次のステップに踏み出すべきと思った」という。周囲からは「まだやれる」と現役続行を勧める声もあったが、自分がイメージする最高のプレーが出来なくなった悔しさから引退を決意した。
森岡は神奈川・桐蔭学園高からプロ入りし、鹿島、清水を経て07年から京都でプレー。通算15シーズンでJ1では285試合に出場して9得点。日本代表では国際Aマッチに38試合出場した。
京都は森岡に対し、「クラブが成長するために力が必要」としてコーチ就任を要請している。【安間徹】
毎日新聞
次の行き先決まってると安心ですよねぇ
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